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ダニが媒介する感染症に注意

2019年08月24日
困っている男性

ダニは基本的に動物の血液を吸うことで生活していますが、その中にはウイルスや細菌などを保有しているダニがいます。
こうしたウイルスを保有しているダニに刺されてしまうと感染症になる場合があり、国内では日本紅斑熱や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ツツガムシ病などの感染症が有名です。
こうした感染症を媒介するダニは、主に森林や草地などの屋外に生息するマダニ類やツツガムシ類に多く、レジャーなどで生息場所に立ち入る場合には注意が必要です。
日本紅斑熱は、日本紅斑熱リケッチアという病原体を持っている野外のマダニに刺されることで感染し、刺されてから2~8日後に高熱と発しんが発症し、重症の場合は死に至ることもあります。
真冬を除いて一年中感染する危険があり、全国で毎年100人以上の感染が報告されています。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は2009年に中国で初めて確認され、2011年に原因が特定された新しいウイルス感染症で、SFTSウイルスを保有するマダニに刺されることで感染します。
刺されてから2日~2週間後に発熱、倦怠感、消化器症状などが発症し、血液を固める血小板と白血球が減少して最悪の場合死に至ることもあります。
今のところワクチンや治療薬がなく致死率が高いという特徴があり、2013年は西日本で40人の感染が報告され、そのうちの13人が亡くなっています。

ツツガムシ病は、その名の通りダニの一種であるツツガムシの幼虫に刺されることで感染する病気で、刺されてから1~2週間後に高熱と発しんが発症し、重症化すると死に至ることもあります。
全国で毎年300~400人感染が報告されており、春と秋が感染のピークです。
ダニは小さく見つけにくいため、草むらなどの生息場所に入る際は長袖と長ズボンを着用し、長時間直接地面に寝転んだり、座ったりするのは控えるようにしましょう。